二日目。
今日は熊石方面を回って行くので少し早起き6:30起床。
割りとすんなり起きられたのは、昨日のクリガニ釣果に味をしめ、「朝イチ少しだけカニ釣りしていこう」という子供の要望があったためだ。
遠回りして未開の港を開拓したいので、あまり時間はとれないことといつでも釣れるとは限らないということを了承しての計画変更。
昨日と同じ海洋センターのところに到着。
朝陽に函館どつくが輝く。
「どつくってなに?」
船を作るところだよと答えるが、何故どつくという名称か、正確に答えられなかった。
ドック(dock)とは、造船所の船を作るスペースで、出来上がった船を進水させるため、地上面より低く掘り下げた船渠(せんきょ)と呼ばれる施設の総称。
函館どつくは、もともと函館ドックという会社だったが、1984年に今の函館どつく に社名変更されたとのこと。でも読みはどっくなんだとか。
ひとつ勉強になりました。
さて、そのどつくは、7:30頃になるとけっこうな大音量で音楽が流れてビックリした。
しかも、ビバルディの春。
清々しい。
そのあといろいろな曲が流れて、ラジオ体操が流れて、今日もお仕事頑張りましょう、という流れ。
ラジオ体操をやってみると、途中、どんな動きか思い出せないモノもあり、こりゃいかんなと感じたところ。
釣果といえば、全く反応無し。
回りも釣れてない。
これはもう、当然子供の機嫌はだだ下がりだ。
移動しようと言ってもなかなか聞かない。
大人的には、次の移動予定があるので、早く切り上げてほしいところだが
どうしても昨日のカニ釣りを味わいたいのだろう。
あきらめがつかない子供に苛立ってしまい、乱暴に出発してしまった。
反省だ。
どうしてあきらめがつかないのか、なぜこだわるのか聞けばよかった。
そしてこの先の予定を、もう一度、詳しく説明してあげれば
きっと理解してくれたのかもしれない。
セブンで朝ごはんのパンを買って、江差へ向かった。
ともえ大橋を渡り上磯へ、大野新道から渡島中山峠へ。
昔ここでクマが横断したよとか、この川はいい川だとか話しながら進むが
次に来るときには覚えているだろうか。
まずは、乙部漁港に来てみた。
長い防波堤のある北側に向かったが、ウキがたくさん入っていてこれは釣りができないと、南側の突堤に向かった。
浅い。でもなんかいそうな雰囲気。
お、アブ。
つづけて、子供にヒット。海藻の中にぶちこんだら出てきたのだそう。
いいぞ。ナイスアブ。
つづいて妻が船道でなにか重いのを掛けたがバレてしまった。
粘ってみたが出なかった。残念。
帰り道、船の間でチョロチョロやってると。
おぉ~今回の旅初のソイじゃないか。
よかったね。
ここはこれでおしまいにして、相沼漁港に向かった。
すでにお昼を回ってしまったが、ちょっとやっていこう。
目当ての灯台の先は先客が。
しょうがない、手前を探っていこう。
何の気なしに投げて引っ張っていると、子供の竿がぐんにゃり。
「でかいよー」
慌ててタモを用意してキャッチ。
おみごと。
なんだろう。クロガシラかな。
しばらく粘ってみたが、アタリもなく、天気だけがよかった。
さて、帰りますか。
八熊線を抜けて八雲へ。
あの方が作ったゴージャスな鮭の高欄がついた清流建岩橋をわたり
ローソンで遅い昼食を買って、札幌へ向かった。
長万部のモダでガソリンを入れていこうと寄ってみると
会員カードお持ちですか?あったと思ったけどないなというと
店員の兄ちゃんは「カードに入金してもらえば会員価格になりますよ」
「じゃ、5000円分入れてくれ」と言って5000円を渡し、給油が終わり出発したあと、レシートを見ると、カード発行100円かかっていて4900円分しか給油されてない。
おーい、聞いてないぞ。
なんてこともありながら、中山峠を通って、なんとか明るいうちに
今回も無事帰宅。
途中、信号で止まった時何気にメーターをみると
お、スリーセブン。
モダのことは忘れてしまっていた。
極力人に合わない旅と心がけていたが
普段の釣り旅行とあまり変わらなかったね。普段からあまり人と関わらないということか・・
やや強行軍の旅だったが、息抜きになったかな。
まだコロナの影響は落ち着かないが、次はどこへ行こうかね。
道南釣り小旅行 終わり