二日目。
早起きして、静かにテントをたたみ車に積み込む。
おや、なんか服についてますよ。
小さめだけどカブトムシだ。
「街灯のところみてたら居た」
初めて捕まえた。
ちょっとうれしい一日の始まり。
いいことあるかも。
さて、利別川へは40分程度。
霧の立ちこめる道路をひた走り到着。
しかしお目当てのところに車が。。でも、車でムリヤリ草をかき分け、少し離れたところに入ることができたので問題なし。
さあ行こう。
昨年来たときより、川の流れが大きく変わっている。
あの深み、無くなっている。。あの瀬も。。
少し不安になりながらも、ポイントを目指してまずは歩く。
歩いていると、足下でたくさん何かが動く。
網ですくうと、ドジョウの幼魚だ。いっぱいいる。
クロカワさんもけっこう居る。ここも豊かな川だ。
深場のポイントを見つけた。
まずはウエットフライで様子を見る。
(写真はないが)ウグイがいっぱい。
ここはパスしてもう少し上流へ。
ニジが出ました。
粘っていると、なかなかのサイズも出てきた。
楽しい。
しばらく進むと魚がたまっている瀬を発見。
ウエットでたくさんかかる。
楽しい。
緩い流れの岸際。
深みになっているところを、子供にロッドを借りて、旅行前に巻いたマドラーミノーをポンッと落とした。
ゆらゆらっと草の陰からニジマスがフライを見に来た。
マドラーミノーをまじまじと見つめ、パクッと咥えた。
その一部始終はスローモーションのようで、落ち着いて、力まずにアワセを入れる。
魚は下流へ一直線、強烈な引き。
なかなか寄ってこない。
楽しい。
子供が気づいて、ネットを手伝ってくれて、無事ランディング。
45cmくらいか。
マドラーミノー、巻いて良かった。
出てきてくれてありがとう。
立派な魚体、美しい。
子供に丁寧にリリースしてもらった。
そのあと、子供もやってみるが、残念ながら大きいのは出なかった。
それにしても、ロールキャストしか教えていないのに、いつの間にかスペイ風のキャストを編み出したようだ。
子供の適応力、おそるべし。
そのうち、斑点のない不思議なニジマスをかけた。
何だろうね?
気づけば昼を回り、今日もまた暑くなってきた。
そろそろ上がるか。
車までかなりの距離があり、ひたすら歩き通して、最後の良い流れで子供が執念の一本をゲット。
ウグイの猛攻をかいくぐり、粘ってのニジ、うれしかったね。
おめでとう。
車に戻るともう14時、おなかすいた。
足寄に戻ってなにか食べよう。
が、店はことごとく閉まっていて、唯一入れたのはなんと焼き肉屋さん。
ハウス焼肉亭 本店
0156-25-2989
https://maps.app.goo.gl/vAvyVFd9jEZNNJ5LA
もちろんクーラーは無く、排煙も天井の換気扇。。
この灼熱の中、汗だくで、焼き肉定食をいただくという経験はおそらく先にも後にも無い。
貴重な経験だが、しなくても良い経験。。。
疲れと暑さからか、子供は食べてる途中で一時10分くらいマイクロスリープをかまして、起きては食べるというサバイバルな行動を。
・・たくましくなったな。大人でもつらいこの行程についてきているだけすごいよ。
熱中症でなくて良かった。
みんな満腹で、次の目的地、阿寒へ向かった。
その3へつづく。