チミとぺ日記

北海道在住のある家族のあそびや体験を記録した日記

九州釣り旅行 2022GW その4

待ち合わせは5:30。


鐘崎漁港までは15分。

間に合うように起きて準備、酔い止めも飲んで、港につくと船長から電話。

訛りがキツく聞き取りづらいが、早くこいとのこと。


他のお客さんがもう待ってるようだ、急いで支度して走って船へ飛び乗り、すいませんと謝りながら船は出港。


挨拶もそこそこに、船長は沖へ船を走らせる。


自動操縦らしく、舵に触ってないようなので、そのすきに北海道土産のサッポロクラシック鮭とばを手渡すと、ニッコリと受け取ってくれた。


するとなんの脈絡もなく、ワカメの話が始まった。
「私はこの先の島に住んでおる。漁組の組合長をやっていた。本土と島の間には浅瀬があり、いいワカメが採れる。皇室献上品として、桐の木箱にいれて東京まで献上に行ったことがある。宗像の八幡宮でワカメを祈祷してもらい、飛行機で東京に向かうわけだが、献上品なので特等席に他の客より先に木箱を着座させる。木箱の四方は関係者で囲み、私もそのひとり。あとから入ってくる乗客は、何事かと木箱をじろじろ見て、滑稽だった。」


要約すると恐らくこんな感じ。
笑いどころを逃すまいと、キツい訛りを何とか変換しながら、話に合わせることができた。

話もそこそこに、ポイントに着くまでの間、船長が我々の貸し竿を準備し始めたので手伝いながら、他のお客さんの恐らく常連のおじさんも、竿のセットを手伝ってくれた。


何と、仕掛けもひとつ「お兄ちゃん、これ使いな」
と、子供用に進呈してくれた。


お次はエサ。

前の晩に買ってきたが、用意してくれていたようで、同じエビと、ジップロックに入った謎のイカを手渡してくれた。

「これはどこにも売ってないし、入手ルートも教えられないが、ミミイカと言って、最高のエサなんだ、これ使いな。」


何てありがたい。
そしてこのエサは言葉どおり、幸運のカギとなる。



電動リールは初めてだが、説明は超てきとう。
それでも複雑な使い方はしないのですぐ飲み込めた。



あとはエサの付け方。
エビはしっぽをちぎってそこから針を差し込んで、エビがまっすぐになるように腹から針先を出す。

子供は飲み込みが早く手つきも良い。


これを三本針の上二つにつけて、一番下はミミイカ


ミミイカは、頭を裏返して内臓をむき出しにして、チョンがけ。
準備は完了。
「仕掛け落として着底したら、底を取るように誘うんだよ。ただずっと底に付けてると外の人の仕掛けの動きと同調しないのでお祭りしちゃう。
 船や潮の動きにみんなの仕掛けが同調するように、仕掛けを落とすときは一斉に落とすようにすること」

など、常連のお客さんが、丁寧にレクチャーしてくれた。ありがたい。


ポイントに着いたら、船長のホイッスルが開始の合図のようだ。


なんの事前説明もないが、そのようだ。
急いで投入。


どんなアタリなのかな、アワセはどうするのか、電動リールどうやって巻き上げるんだっけ?
どんな魚が釣れるかな。

期待と不安と、このドキドキ感が堪らない。


そうすると、子供の竿にアタリがあったようで、後ろで船長が「今アタリよった」
わからん、、
でも、次のアタリは逃さなかった。


電動リールも問題無く使って巻き上げる。
一定のスピードで巻き上げるなかで、時々竿がグングン引き込まれ、魚の動きが伝わる。


上がってきたのは


「連子鯛やね」
「上のエサも食われとう、アタリがあっとうとよ」

すかさず船長がフォローしてくれた。

やったね、九州第一号はレンコダイ。

いやぁ綺麗だね。
北海道に居ない魚、ゲット出来た。


お父さんと妻にもヒット。



釣れるね。


子供の竿に強い引き。
なんだろう。


上がってきたのは


「アオナやね」
アオハタのようだ。やったね40cm。

いいじゃない。

その後もポツポツと釣れて

レンコダイはいくらでも釣れる。



そんな中、妻の竿には色んな魚が。

フグ、カイワリ、小さいクエ、小さいアオナなど、レンコダイを入れてすでに五目釣り達成。


そこにこんな珍客が。

大きい鯖。
仕掛けを落としている途中で食ったようだ。


常連のお客さんが見に来て一言。
「鯖に聞きましたか?通りすがりですか?って!」
「通りすがりだそうです!」


こんなやり取りもおもしろい。

鯖は写真を撮ったらすぐに船長が首をバキッと鯖折り。

「足が早いからすぐに締めないといけないんだね」
子供はよく知っている。


お父さんにも大きいのがヒット。

やりました、まだクエとは言えないハタ。
子供が締める。


その後、常連さんが倍くらいのハタを釣り上げた。
「まだクエとは言えない大きさやね」


んー、釣りたいね。
常連さんは天秤仕掛けだ。大物狙いらしい。
クエ、いつか釣りたいね。



しかし、これ以上大きいのは釣れず、でもお昼前にはこんな感じに

色とりどりの魚、北海道には居ない魚たち。
こういうのを待っていた。

ご飯を適当に食べながら、ポイントを変え、けっこう休み無しに釣り続け、午後から少しうねりが出て釣りづらくなってきたが、酔いはしなかった。

晴れ間も出て、楽しい釣りになった。

14時に終了、港に戻った。

帰りの船上で、船長が持ち帰り用の発泡スチロール箱に氷をいっぱいと、ビニール袋にも氷をいっぱい入れて持たせてくれた。


「北海道まで送るなら氷たくさんいるでしょ」
船長はきっと氷漬けの状態で発送する方法でと、気をつかってくれたのだろう。


ありがたかったのだが、ウチの発送は四国で教わったダンボール方法だったので、少し困った。


船長の電話の感じや人柄だと、氷漬けを否定してダンボール方法を理解してもらうのが難しく感じたのと、せっかくたくさん用意してくれた氷を断りづらく、受け取ることとした。


駐車場横で魚の水気をとり、ビニール袋に入れガムテープでグルグル巻にして、ダンボールに入れる準備を整える。


大半の氷は心苦しく草原へ。
ごめんなさい。


連れた魚は、自宅とじじばばの家に分けて送ることに。


日差しが強く、暑さと、氷の申し訳なさと、作業がなかなか上手くいかないことで、イライラが出てしまい、雰囲気を悪くしてしまった。



その5へつづく