チミとぺ日記

北海道在住のある家族のあそびや体験を記録した日記(当ブログではアフィリエイト広告を掲載しています)

道東釣り旅 2022.8 その5

霧多布里。

 

宿の名前だ。

 

平仮名で書くと、きりたっぷり。

 

と読むのだそうだ。

たっぷり。食事がたっぷり。

 

 

そこが売りの宿とのこと。

 

 

到着すると、手作り感たっぷりのお宿。

 

そして、酵素によりコロナウイルス対策がされているとのことで、その仕組みに従うこととなる。

 

ちょうど夕飯の支度で忙しそうな、おかみさんが出てきた。

 

とても活発な感じで、部屋に案内されると「窓は開けないでください。地域の特有のヌカカという蚊が、網戸の目より小さいので入ってきます。これに刺されると、数日は痒いですので、暑かったら扇風機でお願いします」

 

ヌカカ。こわ。

合宿所のようなお部屋。

 

なんだか落ち着かない。

 

とりあえず、夕飯まで時間が少しあるようなので、お風呂をいただく事に。

 

洗濯機は1回100円、乾燥機も15分100円、洗剤は、酵素?の指定洗剤。仕方なし。

 

選択している間に、めっちゃ家庭の少し広い風呂、という感じ、3人で一気に入った。

 

いちおうスッキリ。

 

さて、腹が減った。

 

ごはんですよー」の掛け声で、今日の宿泊メンバーが、食堂に集まる。

 

 

オプションで頼んどいた花咲カニとシマエビが、ウチの前だけにならぶ・・。

 

向かいの小学校4年の双子の兄弟が、「ウチのカニは?」

 

おーぅ、気まずい。

 

その子のお父さんが、「あした、カニざんまいやるから今日はないんだよ」とすかさずフォロー。

 

料理の説明が入って、飼っていた豚と昆布の煮物や、刺身はサクラマス、ソイ、ブリにホッキ、オヒョウ、トキシラズ。

 

コマイの焼いたのなど、イクラも少々。

 

お父さんはクラシックの瓶をいただきました。

 

そのうち、会話が始まり、ウチにも何を釣りに来たのなど、話題がふられ、カラフトを2年前に釣れたので今年また狙いに来たがダメだったとか、あれこれ話しているうち、大阪から来ているという、お兄さんの話が面白かった。

 

子供にとっては、関西弁も新鮮だし、大人の集まりの中で話を聞くのも今までなかなかない経験だ。

 

登山に行く時、シーチキンのおにぎりをリュックに入れてくれたのだが、真夏の暑さで、傷んだようで、気づかずに食べてお腹痛くなって寝込んだとか、東京に住んでいる時、オートロックなのにドア前まで来ているNHKの集金人に、ここぞとばかりに関西弁丸出しで撃退したとか、ユニークな話が次から次で、とても楽しかった。

 

お腹痛いのくだりではアニサキスも痛いよねーという話題に、うちも子供が3回もあたってますと言うとみんな驚いていた。

 

そこでの教訓は、唾液はものすごい殺菌力があるから、よく噛むことで、かなり当たる確率が減るとのこと。

 

よし、怪しい時はやってみよう。

 

 

一方、向かいの親子は(父親と双子の3人旅のよう)この日の朝に小樽から霧多布まで走って来たとの事。

 

お昼は帯広で豚丼を食べたそうだが、双子の片方は肉が食べられないらしく、別のものを食べたとか。

 

夏休みの宿題で、星の観察をするから、と言って途中で外に行ってしまった。

 

みんな自由だ。

 

我々はと言うと、おなかいっぱいになり満足。

面白い話も聞けたので楽しい夕食だった。

 

花咲カニは、黙々と捌き、静かに家族で頂きましたとさ。

 

 

 

洗濯の乾燥も終わり、お腹いっぱいで就寝。

 

翌朝は早く出るので、朝食におにぎりをお願いすると、快諾してくれた。

 

ありがたや。

 

代金を支払って、宿の記録としておじさんが家族写真を1枚撮影。

 

ワンちゃんにもお別れして、さぁ、出発だ。

 

 

ん、足がかゆい、ヌカカかな。

(みんな刺されていたようでこのあと数日はかゆかった)

 

 

羅臼カラフトマスが釣れているとの情報をもとに、走る決意をした。

 

 

距離はあるが、今晩は川湯温泉泊まりなので多少無理してもいい。

 

まさかの羅臼だが、行ってみよう。

 

 

道東らしい直線道路をひた走る。

 

いい天気だ。

 

 

ソフトクリームを食べたくなるが、まだ開店前。

 

羅臼の道の駅で友達にお土産を買いながら、初めてのポイントへ向かう。

 

知円別という地名の港が釣れるようだ。

 

が、人が居ない。

 

んー、違うのかな、時間帯なのかな。

 

ガヤがいた

 

ネット検索

近くのオッカバケという所も良いようだ。

 

河口で釣りをしている人がいた。

 

ああいい天気

 

波打ち際には、青っぽいヨコエビがいたね。

でもカラフトマスは難しそうだ。

 

隣の漁港を覗いてみよう。

 

 

何の気なしにのぞき込んだ足元には、大きな昆布。

 

何か15cmくらいの魚の群れ。

 

まぁなんか釣れっかなと車に戻ろうとした時、直下で何かニョロっと長いのが動いたのが見えた。

 

一瞬だがアブラコっぽい。

でもあの長さ、50はある?

 

 

車に戻ってみんなに報告。

急いで道具を準備して向かう。

 

あの群れはどうやらチカのようだ。

まずこいつらからやっつけるか。

 

オイちょっとこれデカいぞ

 

24cmはなかなかだな。

 

こんなのがボンボン釣れる。

すごい。

 

もっと凄いのは、ガヤ。

写真撮り忘れだが、30cm弱のけっこういいサイズが、無限にかかる。

 

これをかいくぐり、着底出来ると今度は

カジカだ。

これはリリース。

 

そして、あのニョロっとのやつが姿を見せた。

 

なんだ?アブラコでは無い。

 

何とか、ガヤの猛攻をかいくぐり、粘って粘って、やっとかけたら

なんと!ギンポ

 

立派でした。

 

天ぷら確定。

 

その後、こちらも粘ってかけたアブラコ

 

小さめなのでリリース。

 

いやぁたくさん釣れる。

無限だ。楽しすぎる。

 

予定では、斜里方面でも釣りをしようかと思ったり、サクラマスの滝登りを見ようとおもっていたが、ここでかな楽しんだ。

 

さて、今夜の宿の川湯温泉へ向かおう。

 

立ち寄ったのは

 

ニハチ食品直売店
0152-67-2288
https://maps.app.goo.gl/p9MJJKFDPvmv8q2r6

 

一昨年の出張で先輩に教えて貰って、トバが美味しかった。

 

 

ハネ品のお得用で十分なのだが、珍味好きの上司にもお土産を買って行こう。

 

十分安いのだが、お会計をしようとレジに行くと、何やら店員さんが店内に山積みになったダンボールを見つめながら電卓を叩いている。

 

どうしたのかなーと伺っていると、「いやー、道の駅にたくさん出したんだけどこんなに戻ってきちゃってさ、明日、イオンで10%引きで売ろうかなと悩んでんだよね」

 

なんと。

そうなんですねーと話していると、「お客さんのもいいよ、10%引きで」

 

ヤケクソ気味で値引きしてくれた。

ラッキー。

 

さて、宿へ向かおう。

 

 

その6へつづく