チミとぺ日記

北海道在住のある家族のあそびや体験を記録した日記(当ブログではアフィリエイト広告を掲載しています)

お魚祭り

正月あけ、体調が戻って札幌に行ったり、まだまだ初釣りに行けてない。

 

でもって、札幌ついでに子供はお年玉で穴釣りロッドをゲット。

 


 

 

フィッシュランドアウトドアプラスに初めて行ってみたら、見つけた。

 

グリップにロッドを差し込むタイプははじめて。

穂先はワカサギロッド並にしなやかで、バットは細いがしっかりしている。

 

リールつけたらこんな感じ。

 

グリップみじかっ

大物とのやり取りがやや心配だが、早く使ってみたい。

 

北海市場にも寄って、珍しい魚がないかチェック、お買い得のマダイをゲット。魚をしばらくさばいていないので、楽しみだ。

 

ハードオフで子供のスキー一式を更新し、伊達へ帰宅すると、不在票が。

 

あ、年末に駆け込みでふるさと納税注文した、土佐のお魚セットが来ていた。

 

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いつも、文旦の返礼品を注文している宿毛市で、追加を探している時に妻が発見した。

 

内容は新鮮土佐魚のおまかせセットで、3kg程度。魚種と数量は、当日の水揚げ次第でプロの目利きで選別されているとのこと。

 

これは楽しみだ。

 

ということで翌日届いた。

 

 

おおー、見た感じ、ハマチ、タイ?カツオかな?

魚の説明など何も同封されていないので分からないが・・

 

こりゃハマチだよな

調べると、ヘダイらしい

カツオかなと思ったら、キハダマグロだ。

 

どれも40cmくらい。

 

子供は大興奮、さぁ~お魚祭りだ。

 

まずはキハダマグロ

なかなか手に入らないので観察。

 

目がでかい

胸びれは、体にくぼみがあり収納される

 

スゲーな

 

背びれも収納タイプだ

 

さすが、マグロ。

そうそう、後ろの黄色いこれね

 

意外に柔らかく、自由に動かせるようだ。

 

調べてみると、この黄色いのは小離鰭(しょうりき)といって、高速で泳ぐ際に身体の周囲に発生する渦の流れを抑えて、水の抵抗を低減させるのだとか。

 

すごいな。戦闘機みたい。

 

 

尾びれの付け根には、補強のようなリブがついている

 

これも調べてみると、尾柄隆起縁(びへいりゅうきえん)といって、水平尾翼のように身体を安定させる役割りがあるとの事。

 

他の魚とはひと味もふた味も違うのね、おもしろい。

 

さぁ捌いていこう

 

 

キハダマグロは皮が硬く捌きづらいとのこと、逆さ包丁で

 

ネギトロも実践

 

ヘダイも上手に捌いた

タマゴが入っていた

これは煮付けだね

 

歯がスゲーな

じょうず。

ハマチもね、忙しい。

うわぁすごい内臓脂肪。

胃の内容物が、なんか不自然なつぶつぶなのでおそらく養殖だろうとのこと。

んー、すごいね。

 

買ってきたタイも入れると、下処理からサクとアラに分けて5時間が経過してたとさ。

 

大変だが、冬休みのステキな時間だったに違いない。

 

 

 

ここからは料理だ。

これも全て子供がやるとのこと。

 

バイブルを用意してと。

キハダマグロは、刺身とネギトロとポキとユッケ風漬け、角煮。

 

ハマチは刺身とブリ大根(ハマチだけど)

 

ヘダイはバリエーション抱負なので、刺身(皮付き炙り、湯引き)、鯛茶漬け、鯛めし、アクアパッツァパスタ、水餃子など。

 

アラは煮付けに。サクの残りは鮮度のいいうちに冷凍。

無駄なく全ていただく。

 

一度にはキツイので3日にわたってお魚祭りを開催することとした。

 

レシピはあるので、子供が全て作ると宣言。

調味料の在処や火加減、アドバイスは極力控えて味付けの感覚など全て子供シェフ。

 

時間はかかるが妻が全面的に協力体制を。

 

捌き終わったその日は、まずは刺身。

切り分けと盛り付けも全て任せて

手前ハマチ(背と腹)、奥キハダマグロ

盛り付け中、手が滑って偶然ステキな盛り方になったのは黙っておこう。

 

キハダマグロはあっさりしているが味がいい。

 

ハマチ、脂がノリノリまさのり。

 

鯛チーム

手前は北海市場のマダイ(左炙り、右湯引き)、奥はヘダイ(左湯引き、右炙り)、友達からいただいたすだちを載せるあたりがシェフ、ニクイデスナ。

 

 

北海市場のマダイはこれまた脂がすごい。文句なし。

 

 

文句があるのはヘダイの方だ。

 

「なんだこれ」

 

みんなの意見は一致した。

 

 

うま味、皮の間から無限にしみ出てくる。

皮付きは大正解だ。

 

適度な脂、なんと言っても、同じ鯛とは思えない独特のうま味。

マダイと食べ比べられたのも良かった。

 

これは食べたことない。最高だ。

 

せっかくなのでと買ってきた日本酒もすすむ。

 

刺身を一通りいただき、一息つくと子供が、「お酒のお友達作るよ」

 

 

なんでしょうか、それは誰ですか?

 

うわぁヘダイの腹骨さんじゃありませんか、お友達になりたーい。

 

ホントにお友達っていうのね。

おもしろい。

 

まぁ絶品。ありがとう。

大人になって下戸だったら怒りますよ。

 

ヘダイ、恐るべし

他の料理も絶品なのでは?

 

2日目に期待が高まる。

 

好評だったヘダイを中心に。

 

朝食はヘダイ茶漬けから

出汁を取ったり、全てレシピ通りで大満足の1品

 

お昼はアクアパッツァパスタに挑戦

 

 

こりゃすごい。

美味いのは見てわかる。

 

冬休みを有効活用して、料理の一日となり、夕飯はお祝いのように

ハマチ大根、ポキ、アラ煮付け、ユッケ風漬け、マグロ角煮

刺身が美味い魚は煮付けても美味い。

甘めの味付けが最高。

 

 

ポキ、玉ねぎのシャキシャキがいいね。味付けバッチリ。

 

ユッケ風漬け、こいつもお友達確定。

正月太り解消への大きな障壁。

 

今日も、大いに楽しませていただきました。

 

 

3日め

最終日はヘダイ鯛めしとヘダイ水餃子、ヘダイのねぎ塩ソース、キハダマグロの角煮。

 

夕方のプールが終わってからの料理となったので、少し時間がかかったが、なんとか完成。

 

 

 

初めに出来上がったのはねぎ塩ソース、ネギが少し辛かったが、これは美味い。

お酒のお友達の友達、という感じ。

 

水餃子は、なかなか魚を具にするという発想がなく、あまり期待していなかったのだが、これがまた

 

 

濃いめの味付け、中華だしのスープに浸すと、薬味のネギとしょうががいい仕事。

 

 

これは、経験したことの無い新境地。

 

あっという間に平らげて、鯛めしの炊きあがりを待つ。

 

 

アラから黄金出汁をとり、切り身をグリルして、盛り付けるとそこはもう料亭

 

 

 

木の芽が無かったのでミツパで彩り。

 

 

1口目でみんな固まった。

 

「んー、これはやめといた方がいいやつだわ」

 

上品と言うと我が家らしくないが、確実に上品なお味。

 

出汁とふんだんな脂を吸った米は、まさに米の形をした魚。

 

何杯でも食べられる。

 

背徳のオカワリに走った父を、子は躊躇無く追いかけた。

 

満腹。この上なく。

 

こうしてお魚祭り3daysを堪能し、子供の魚料理スキルが格段にレベルアップしたところで、やはり肉が食べたくなる。

 

冬休みの最終日は、ジンギスカン

 

でも子供はやっぱり寿司が好き。

 

魚のない生活は有り得ないんだろうな。

 

あー美味かった。

 

このふるさと納税は、学校の季節休みごとに発注することに決定した。

 

次は春休みだね。

どんな魚が来るか楽しみだ。