チミとぺ日記

北海道在住のある家族のあそびや体験を記録した日記(当ブログではアフィリエイト広告を掲載しています)

花束のかわりに青物を

子供の誕生日、妻は叔母の一周忌で東京へ。

 

当日をみんなでお祝いすることは出来ず、父子で過ごすことに。

 

今年の誕生日は土曜日。

しかも前日の金曜日まで期末テストという、ハードな状況だが、子供のリクエストは

「かもめ島で青物釣りたい」

 

いいねー、道南に来た甲斐があるよね。

 

テスト終わりの寝不足に鞭打って、伊達から函館へ電車でやってきた。

 

初めての特急一人旅に、少々アクシデントはあったものの、無事に五稜郭駅に降りたった。

 

一度函館の仮住まいにてシャワーや飯など、準備をして、江差へ向かい、着いたのは22時ころ。

 

かもめ島の駐車場は車がたくさん。

 

けっこう混んでそうだな。

と思って車から降りて後部のねどこの準備をしていると、隣の車の男性が、おもむろに子供に声をかける。

 

「やっぱり2時ですか」

 

は?

なんだ?

 

暗い中では、背格好的に子供ももう大人に見えるのだろう。

 

その男性は話を続け

「あんまりね、早く行ってもダメなんですよね、僕はゆっくり8時頃ですかね、ベイトもいないし、ナブラは10時頃かな」

 

いや聞いてないよ、あんたの話は。

 

ていうか子供ビビってるし。

 

ああそうですかとかわしながら、寝床の準備が完了。

 

2人ならなんとか寝れるね。

 

目覚ましは3:30にセット。

 

朝焼けって久しぶりだね。

 

磯へ向かうとたくさんの釣り人

なんとか2人で釣りができる場所を確保。

 

Y谷さんに譲っていただいたロッドを振ると、その性能に驚く。

 

粘りというか、反発力というか、軽い力ですげー飛ぶ。

 

これで釣れたら嬉しいねなんて言いながら、ジグやプラグをひたすら投げまくる。

 

右側でかかったようだ。

すんごいアワセ、しゃくり、何がかかったの?という感じで、上がったのは50cmくらいのブリ。

 

すげー、居るね。

海面に変化はないのだが、魚は居る。

 

続いて左側で今度は50cmくらいのヒラメが釣れる。

 

その後、左側で別の人がブリをかけるが足元でバレたようだ。

 

魚は居る。

 

遠くで鳥山も見える。

 

でもこちらには何も反応無し。

 

 

日が昇り、フィーバータイムが終わったかのようだ。

 

でもまだ7時台。

 

ここで子供の判断で堤防のほうに行ってみようと、磯を離れた。

 

堤防を歩いていると、外海側でナブラが。

 

急げー

届くぞ、すく近くだ。

 

もうバッシャバシャ跳ねてる。

ベイトは10cmくらいのイワシのようだ。

 

すかさずサムライジグを投げると「たくさん追ってくる!」

 

そのうち、1匹が一直線にジグを追ってひったくる。

 

強烈な引き「ウヒョー楽しー!」

 

急いでタモを用意して、無事にネットイン。

 

立派!

「追ってから食うまで全部サイトで見えたよ、すごい、めっちゃ嬉しい」

 

お父さんの方が嬉しいです。

誕生日に、しっかりと自分の手で釣り上げる。

さすがとしか言い様がない。

 

花束のかわりに青物を手にして、最高のお祝いになった。

 

しっかりと処理して、美味しくいただきましょう。

 

その後、しばらくナブラは続き、ジグやプラグを投げるが、追っては来るが食わない。

 

ナブラが収まったあとは、イワシを釣ってみたり、それをエサにしてハチガラを釣ったりして遊んだ。

しかし暑い。

天気予報では27℃との事だが、風もなく日差しを遮るものもないので、かなりキツイ。

 


一度、氷を買うついでに休憩。

 


百均で急遽折りたたみ傘(500円)を買い、暑さ対策。

 


それでもまだ10時。

 

また堤防に戻り、たまに騒ぐ海面にジグを打ち込む。

 

子供は80cmくらいのブリが追ってきたと少し興奮。

そういうチャンスがあるというのだけでも楽しい。

 

でもなかなかつれないので

お父さんも釣らせてもらいました

そろそろお昼。

 

前回、テイクアウトで美味しかったパスタを食べに行こうとお店に着くと、「ディナーのみ営業」

ビーン

 

そうだなー、次の候補行ってみるか

 

レストラン津花館

https://maps.app.goo.gl/X5SfTfdH7Fy2CEDf8

 

つかかん と読んだが、正解は、つばなかん だそうだ。

 

誕生日、なんでも好きな物食べるといいよ。

 

子供はハンバーグオムライス、お父さんは、力の源、ブタミンパワーでポークカツカレーを。

たまごはフワトロ、デミグラスソースが最高、ハンバーグは肉汁たっぷり、思わずがっつきお腹が痛くなる子供。

カツは厚く簡単に噛み切れる。

カレーもかなり手が込んでいる。

これもがっつき系の美味さ。

 

子供の、最高、という言葉が何より嬉しい。そしてらマジで美味い。

 

もう1つ嬉しかったのは、注文直後に「スープはセルフでそこのポットからどうぞ」

と言われ、お父さんがトイレに立って戻った時、二人分のスープを用意してくれていたことだ。

 

そんな気も遣えるようになったのね。

 

惜しかったのは、ポットの使い方が初めてだったこと。

上の所を押すという所までは分かっていたが、蓋を開けるボタンを押していたのでスープが出なかったとの事で、テーブルにはスープなしのカップがふたつ。

 

ここを押すんだよと、ひとつ勉強になりましたね。

 

最高のランチにありつけた。

腹いっぱいだが、とにかく暑いので、ソストクリーム。

みるみる溶ける。

うめーなー。

 

あちーなー。

 

釣りどころでないので、日陰に車を停めて昼寝。

夕方の釣りに備えよう。

 

15時過ぎにまた磯へ。

ひたすらジグを投げまくるが、反応無し。

 

あっという間に17時

でもこの日の高さ。

まだまだ暑いが、日傘が役に立つ。

 

そして釣れない。

 

そのまま

 

1日目は終了。

 

車に戻りアクシデント。

財布がない。

釣り道具のバッグに入れたような、車に置き忘れたような。

 

車の中はいろいろ探したが見つからない。

もしかしてバッグに入っていて磯に落としたかもと、子供は磯まで探しに行ってくれることに。

 

お父さんは車を捜索。

幸い、車中泊のマットの下に発見。

 

直ぐに子供に電話して戻って貰った。ホントゴメン。

 

早朝から一日中、暑い中遊んで、二人とも体力の限界。

そんな中で財布ない騒動。

 

それでも遠い磯まで探しに行ってくれた子供の行動は、頼もしく成長を感じさせてくれた。

 

無くした私のせいですが。

 

さぁ、飯食って風呂入るぞ。

時間がギリギリだ。

 

ディナーしかやっていなかった、パレスへ

https://maps.app.goo.gl/fgt4VgiSLdXoqifZA

 

旅は野菜不足がちということで、旅サラダにはきまぐれサラダを。

これがもうなんて言うか数種類のキノコのドレッシングでいくらでも食べられる。

 

パスタ好きな子供に、誕生日ディナーをチョイスしてもらう。

 

パスタの種類が沢山ありうれしい。

 

悩んでからのリクエストは、カルボナーラと桜えびのペペロンチーノ

 

 

 

どちらもスープパスタのごとく汁多め。

 

 

 

感動の美味さ。

カルボナーラはチーズがきっとたっぷりなのだろうなとか、ペペロンチーノは完全にソースが乳化してるなとか、さすがよく知ってるね。

 

しかしゆっくりは味わっていられない。

繁次郎温泉は21時まで。

今は20:05、2015に出れば間に合う。

 

しっかりと味わいながら急ぐ。

 

温泉に着いたらちょうど20:30、受付の人が「21時までなんであと30分ですけど大丈夫ですか?」

 

もちろんです、急いで入浴、あの暑さで全身ベトベトなので助かった。

 

スッキリして就寝

の前に、誕生日だからケーキを。

 

コンビニで勘弁して。

車内バースデーは、初めてだね。

 

翌日も3:30だ。

さすがにぐっすり眠れた。

 

今朝も朝焼け、風は昨日よりは少しあるが、ほぼ無いと言っていい。

 

午後からは雨の予報なので、昼まで勝負か。

 

まずは磯にいってみた。

 

人は相変わらず多いが、まずまずのポジションかな。

 

しかし、なんか、雰囲気が無い。

 

早めに堤防の方に行ってみるが、ベイトもいないし鳥山もナブラも無い。

 

決断が必要だ。

 

まず、ベイトはどこへ行ったのか。

北か南か。

 

子供の決断により、鮪の岬へ行くことに。

 

初めて来たけど、公園の駐車場から歩いて岩場を下り、この景色。

 

ロケーションは最高だったが、ここも気配なく、カニ釣りに転向

しかしカニも釣れず、上がることに。

ここから伊達まで帰ると、ちょうど昼前だ。

 

「友達が伊達漁港で鯖釣ったって」

よし、暑いし早めに帰ろう。

 

家に帰ると

子供が電車で函館へ発ったあと、妻がサプライズで作ってくれていた。

 

ありがたやー。

 

ざるそばを食べて、伊達漁港へ。

どこにも居なかった。

 

泳がせのためのベイト探しなので、近くの川にもウグイが居ないか見に行った。

 

しかし不発。

 

ヘトヘトで帰って、しっかりと道具を洗って干したり、手伝ってくれた。

 

夕方になり晩ご飯の準備。

 

今日も妻はまだ帰ってこないが、誕生日第二弾を。

 

釣ったフクラギを子供が捌き、シソチーズフライに。

 

半身を半分の厚さに開きシソととろけるチーズを挟み、衣を付ける

揚げも自分でやってみる。

 

チーズとろー

身はふわふわ、うますぎる。

 

ついでにエビフライとササミチーズカツも作ってみた。

 

誕生日だから寿司もサービス。

 

翌日は学校なので早めに就寝。

楽しい釣り旅も終わり。

 

妻も帰ってきて、父子の誕生日車中泊旅の話をして、お父さんは函館へ。

 

結局は青物は1本だけだったが、誕生日に手中に収められたことは、幸運というか、実力というか、お祝いには最高の形になって、良かった。

 

熱中症にならないように、今夏も釣るぞー。

 

まずは次の計画だな。

 

誕生日おめでとう。