広報誌に載っていた、スノーシュー自然観察会に応募した。
先着15名なので受付時間ぴったりに電話かけまくりようやく繋がって受付完了。
9:30に森の家に集合。
家の場所わからずギリギリ到着。
さすがに札幌の街中の森とあって、散歩や大きなカメラを持って歩いている人が多く、駐車場も満杯だった。
受付を済ませて
スノーシューを借りていざ出発。
旭山記念公園職員の、皆川昌人さんがガイドをしてくれる。
しばらく遊歩道を歩いてから、森に入り、樹木や野鳥などのことを教えてくれる。
歩き始めると、小さな斜面を雪玉が転がり落ち、ロール状に成長。
おもしろいね。
今日は気温がプラス。
うっすらと積もった雪は湿り気が高くまとまりやすい。
最初の樹木のご紹介は、ハルニレ。
英名はエルム。
エルムの森とかよく聞くけど、ハルニレだったのね。
この木の足元に、先日、モモンガの食痕を見つけたのだそう。
食痕は、ハルニレの若芽が食べられた跡のある、長さは12cmくらいの枝。
枝の断面はモモンガが歯でかじって、カッターで切ったようにスパッと切れているとの事。自然に折れた枝との見分け方。
モモンガは、ほかにハンノキも好きで、トド松の葉っぱもよく食べるとのこと。
移動。
ネズミの足跡発見。
と、ここですぐ近くの木に、クマゲラが。
去年はアカゲラが見られたけど、今年はクマゲラ。なかなか見られないとの事。
ラッキー。
けっこう住宅に近いが、生き物がいっぱいいるとの事。
続いてドロノキ。
ドロノキは、去年の観察会でも見たな。
この木は、公園内で1番高い木とのこと。
2004年の台風で先端が折れたけど、もう元の高さまで復活している。
しかし、元の高さ以上にはならないのでこの高さが限界のようだとの事。
エゾリスの巣。
カラスよりガサツな造りとの事。
形の違いは、ラグビーボール型で、カラスは卵を産むため平らな造り。
エゾリスは、冬の間は午前中しか活動せず、お昼くらいには寝てしまうそう。
北大でもエゾリスはよく見るけど、確かに朝の通勤時だ。
(北大のエゾリス)
ミズナラ。
これは昔切られたあとから枝分かれして生えてるとの事。
薪として1番価値が高く、山を買う時の立木としての価値も上がるとのこと。
ウダイカンバ
一見白樺のようだが、違う種類。
白樺は固くて脆く、木材として使えないが、ウダイカンバは高級木材で、木こりはまずは白樺とウダイカンバの違いを学ぶそう。
Kitaraのホールの木材としても使われており、音響にもいいのだとか。
ヘーゼルナッツ。
へぇー、こういう所に生えてるんだ。
8月下旬から9月上旬くらいに雌花に実がなるらしい。
おなじみの、タラノキ。
原野や、拓かれた土地に1番に生えるので、パイオニアツリーと言われているそう。
知らなかった。
途中で、ほかのガイドの方が、ミソサザイという珍しい鳥を撮影出来たと言っていた。
みそサザエ?なんか美味そうだね、とか言って、よく聞いたら、ミソサザイ との事。
10cmくらいの体長で、7gくらいの小さな鳥。
スタート地点に近づいた所で、ベニヒワという鳥がたくさんいた。
白樺の実を食べるのだそう。
よく見るこれ。
何かが散ったものなのかなと思っていたけど、白樺の実の殻で、鳥が食べたあとだったんだ。
色々な動物の足跡も。
リス
ウサギ
そして今日イチのスノーロール。
調べると、雪まくり という現象との事。
雪国で育ったけど、ここまでロール状に成長した雪は初めて見た。
たっぷり2時間、雪の森を楽しんだ。
けっこういい運動だ。
スノーシューを返却して、解散。
ありがとうございました。
スノーシューは、無料で貸し出ししているようだ。
腹減ったー
家に帰って、子供が作った玉ねぎたっぷりカレーを解凍していただきます。
今年も雪の森を堪能、楽しかったね。
さて、午後は休みましょう。