そろそろ旅に出てもよかろう。
目指すは函館方面。
今時期、夜の港でヤリイカを釣っていたな。
15年くらい前になる。
当時は独身で毎晩仕事終わりに行ってたもんだ。
群れが入れば釣れる。
居なきゃ釣れない。
確率は10回行って2回くらい釣れる感じだった。
釣れなくても会社の仲間と楽しかったな。
当時の仕掛けはモガバリに豆アジを付けて、手竿でやっていた。
ひとたび群れが入ると、両手に竿を持ち、エッサホイサと釣り上げる。
ヤリイカのグゥー、グゥー、という引きがたまらない。
そして何より、ウマい。
ハマるわけだ。
そんな経験を子供と妻にも体験してもらいたい。
豆イカとは違う、ヤリイカの引きを。
「まず釣れないと思って」
1/5の確率なので前置きは必要だ。
ただし準備は最大限に。
前回、近場でマメイカを釣っていた時に、子供がエギにエサを巻き付けて工夫していた。
釣り糸で結ぶのは大変そうだったので、細い針金を道具箱に忍ばせた。
昔、じじに貰ったテーラー仕掛けも、探し出して持っていくことに。
エサがない。
前日に、以前釣ったサバが冷凍庫にあったので、解凍して塩で一晩水抜き、即席で切身えさ完成。
テーラーはササミなどが使われるが、サバでもいいべ。いくつか大きめに切っておく。
エギもネットで安いの見つけて購入済み。
さて行程だ。
妻の誕生日が近いので、好物のハーベスター八雲を必須とし、函館で夜のヤリイカ釣りを。
ハゼを釣りたいという子供の希望に、以前鵜泊漁港で釣れたのを参考に、せたなも周遊。
日曜日は天気が良いが、土曜日は少し風が強くて雨も。金曜日の夜から行こうかとも考えたが、風が8m、ムリだな。
よし、
土曜日
7:00発
9:30八雲山崎漁港
12:00森町の「そば処太田屋」でランチ
14:00上磯の親戚宅
16:00ヤリイカ釣り
20:00啄木亭で温泉
日曜日
9:00発
10:00森の漁港
12:00ハーベスター八雲でランチ
14:00鵜泊漁港
18:00帰宅
こんなもんか。
宿は湯の川啄木亭。
新しい旅のスタイルで、ほぼ半額、素泊まりだが和室で1.1万円。
たまにはいいホテルでゆっくり温泉でも。
土曜日予定どおり出発。
昨晩からだいぶ冷えていたので路面もブラックアイス。
静狩峠は雪景色。
降り始めの時期は、枯れ枝に雪が着いてなかなかキレイ。
道中、みぞれや雨だが順調に八雲山崎漁港に到着。
港に着いたら晴れた。ラッキー。
初めて来る港だ。
先行者が結構いて、なかなかの人気なのだろう。
上がってきた方に状況を聞くと
「んー、口を使う魚が居ないって感じかな」
なかなかプロなご回答に、キビシイ状況を理解しつつも、やってみる。
子供がなにか大きいのをかけたが、水面でバレてしまった。
ドラグがゆるゆるで、合わせが緩かったからだとの事。
なんでドラグがゆるゆるなの?
怒りの矛先をお父さんに向けられても、チェックしていなかった方も悪いと思うが、「マメイカ釣りのあとだからゆるかったのかもね」
てきとうに答えてしまってごめん。
これからは釣りを始める前に道具は自分でチェックするようにしましょう。
虹が出ていた。
魚は出なかった。
雨が降ってきたので撤収。
北から雨雲が途切れ途切れにやってくる。
南下してかわせるか。
雨と鬼ごっこだ。
森町の漁港へ。
いつもの港はなんか釣れるべ。
さっそく。
なんか白っぽいね。
おつぎは
小さいけどアブもいた。
あ、妻の竿がしなる。
あわててネットを用意して、虹と共に上がってきたのは
おー、なんだこのカジカ。
ケムシカジカではないな。
わかんないけど食べてみよう。
子供がイイガヤをかけた。
なかなか美味そうだね。
そこそこ釣れたところで雨。
ランチへ向かう。
太田屋
01374-2-2362
https://maps.app.goo.gl/jya8E16VFNF7kmch8
すいてて良かった。
蕎麦屋だがラーメンもカレーもある。
有名なのはやきそば。
汁ありやきそば。
とりあえず腹ぺこだ。
やきそばと、カツカレーと、カツ丼そばセットを注文。
カレーはなかなかの粘性。黄色。
懐かしい味。
やきそば。
ウスターソースベースで、ツブとイカが入っている、海鮮やきそば。
なかなかうまし。
カツ丼はふつう、そばはボリュームあって満腹だ。
ご馳走様。
さて、北斗の親戚の所に寄って、お土産を渡して小一時間。
「上磯漁港でハゼ釣れたよ(夏)」
なるほど、16:00においとまして、向かったが先端までの防波堤は工事中で、状況悪くスルー。
もう暗くなるので、そのままヤリイカ釣りへ函館の港に向かう。
「まず釣れないと思って」
もう一度念を押す。
その2 へつづく