日曜日、あまり遠くへ行けない休日。
栗拾いにはまだちょっと早いし、近くにサバでも釣りに行こう。
いい天気に恵まれた本日は、ゆるーく釣りをしよう。
サバが居ない。
当たり外れだから仕方ないなと、足元見てると、ガヤの中に、なんだかピロピロした見慣れない魚。
「カワハギだ!」
これまでに、いくつかの港でたまーに見かけるが、なかなか釣れてくれない、ヤツらは狡猾だ。
サバ用のサビキに反応する。
撒き餌のオキアミは食べるようだ。
何としても釣ってみたい。
しかしヤツらはおちょぼ口。
手待ちの最小のサビキを使ってみよう。
撒き餌係、餌つけ係、釣り係。
チームワークで総力戦。
しばらくやっていると。
やった、釣れた。
かわいいね。
ヤツらとか言ってゴメン。
北海道ではあまりお目にかかれない魚なので、うれしい。
なかなかに難しい。
やはりおちょぼ口のエサ取りは、伊達じゃない。
伊達じゃあなくて室蘭だけど。
あまり大きくはないが、群れで居るようなので沢山釣れたらいただくことに。
バケツに入れるともっとかわいい。
ダブル。いいね。
実際はかなりの時間をかけて粘ったが、お持ち帰りは7尾。
初めて捌く子供はウキウキ。
「もう、本読んで捌き方は頭に入ってるから」
素晴らしい。
残念ながらキモはほとんど無かった。
なんか怖っ。
身は刺身に、頭と骨は唐揚げ。
身はサクサクとして、甘み、旨味、なかなか美味し。
唐揚げも、いい味、という表現になってしまうが、臭みもなく、美味しい。
サバを釣りに行ったつもりが、思わぬカワハギ。
予定通りに行かなくても、これも釣りの楽しみかな。
次はどこへ行こうかね。