先週の水曜日、何気に妻に誘われて、
開催二日目に妻と二人で在宅勤務の昼休みに、近所で開催された陶芸展へ。
こういうのは見るのは好きだ。
販売もしているらしい。
行ってみると、複数の陶芸家の作品があり、一際目に止まった作品が。
柴山 勝という陶芸家で、昨年亡くなってしまったとのこと。
ギャラリーのお姉さんが、丁寧に教えてくれた。
この日はゆっくり見る時間が無かったが、欲しいなと迷っていた。
気になって気になって、夜しか眠れなくなり、早朝鮭活も不発が続いた週末の最終日。
雪虫を発見したお昼前に、子供と一緒にまた見に行くことに。
柴山先生の作品に見入っていると、前のようにお姉さんが説明をしてくれた。
(なんかちょっと雰囲気違うなと思ったら、今日は妹さんとの事)
晩年、伊達や戸井町で活動をしていたとの事で、お姉さんは子供の頃から「面白いおじいさん」という感覚でお付き合いがあったのだそう。
特に地元で捕れる魚や自然に興味を持ち、戸井町にいた頃は、マグロが見たくて一人ボートで海へ出て、遭難しかけたところを漁師に助けられたとか。
その後その漁師さんと仲良くなり、
漁船に乗せてもらってマグロを見に行ったとか。
野生の馬を見せてくれるとついて行ったはいいけど、いくら「ボーーー」と掛け声で呼んでも来なかったとか。
色々な作品を見ながら、思い出と共にたくさんお話をいただいた。
本人に直に会ったことのある人の話なので、妙に親近感を感じる。
作品に描かれている魚や植物、景色ははどれもよく観察されていて緻密で、可愛らしく見える。
(撮影許可をいただきました)
本当に好きで描いているという熱が伝わるというか、心奪われるとはこの事か。
お姉さんは、函館のギャラリーの方で、そこにもまだまだ作品があるのでぜひ見てほしいと。
こんどぜひ行こう。
美術的価値の高い作品ではあるが、作者本人は実用向けに作られていたというお話もあった。
確かに小皿や小鉢は使いやすい大きさと形。
アワビ型の中皿はなかなか普段は使いづらいだろうが、料理に華を添えることだろう。
生活の中にこういう作品があることは、心を豊かにするに違いない。
自分が納得するものに出会うことはなかなかないし、大事に使って子供に代々受け継ぐようなものもあってもいいじゃないか。
思い切って、気に入った絵柄の小皿を購入することにした。
今日は子供の意見も取り入れてじっくり考えることができた。
そして
柴山先生の作品が我が家へ。
ヒラメ
ソイ
さっそく、お刺身をいただくことに。
大切に使っていきたい。